今、日本全国であたりまえになっている外張断熱工法を日本で初めて開発したのは、SHS工法です。
それから、約三十年、ようやく時代がSHSに追いついてきました。
どうして外張断熱が優れているのでしょうか。それは、住宅の構造を断熱材でスッポリと包むために、断熱性能と共に気密性能も良くなるからです。
SHS外張断熱工法では、湿度の変化が主に構造材の外側で起こります。SHS外張断熱工法は、基本的に内部結露の心配が少ない安心の断熱構造です。
SHS工法の大きな特徴は、その確かな気密性能です。気密性能が悪い住宅とは、すき間が多い住宅のことで、冬は寒く夏暑い、さらに室内で発生した水蒸気が壁の中の断熱材で結露し、住宅を腐らせる重大な欠陥の原因を作ってしまいます。住宅は、気密性・断熱性・計画換気の三拍子が揃わなければ、何かしらの欠陥を引き起こしてしまいます。このように室内の空気を計画的にコントロールするためには、気密性能が最も重要です。
東北SHSでは、暖房方式として床暖房、蓄熱式暖房、温水パネルヒーターなどの輻射式暖房を推奨しています。これらの暖房方式は、石油ストーブのように室内空気を燃焼に使用しませんから、室内空気を汚すことなく、さらに火種がないので火災の危険もない優れた暖房方式です。